「アウトサイダー」

何てったってオイラの中の青春映画の決定版です。この映画は何度劇場に足を運んだ事か・・。当時、前売り券購入でスティービーワンダーが歌う主題歌のステイゴールドのカセットテープを頂きました。ちなみに隣の画像はロードショーかスクリーンの付録のポスターで当時同じやつを部屋に貼ってました(笑

物語はオクラホマのタルサト言う田舎町のグリーサーと呼ばれる貧民階級の不良グループとソッシュと言う富裕層の不良グループの抗争を軸に恋愛、友情、兄弟愛などが繰り広げられる。

「ランブルフィシュ」

上の作品同様SEヒントン原作でコッポラ監督作品、全編モノクロで劇中に出てくるランブルフィシュ(闘魚)のみヴィヴィットなカラーで印象的に撮影されている。街から姿を消した不良のリーダーだった兄とその兄に憧れ兄の様になろうとする弟との絆を描いた作品。なぜ兄は街を出たのか?なぜ物語がモノクロなのか?ふとしたシーンでその答えが出てくるが単純な様で少し深い感じのする映画。

「恋しくて」

純愛です、ひたすら純愛です(笑

ドラムスティク持って歩くドラマーのヒロインがつっぱってるんだけど純で可愛い、片思いで大好きな異性に恋愛相談にのってその恋を応援するなんて健気過ぎます~自分の気持ちを打ち明けろ~なんて叫びたくなってきます。青春時代誰もが経験する片思いこの気持ちどうやって伝えるの~なんて頃の甘酸っぱい恋のお話です。「恋しくて」ってタイトルがこの映画にばっちりはまってます

「ストリートオブファイヤー」

「ロックンロールの萬話」兎に角エレンエレイムが綺麗、トムが格好いい、マッコイも格好いい、ビリーがダサくて情けない、なんといってもレイヴェンが最高にニヒルで悪くて格好いいと綺麗、格好いいのオンパレード、正義の主人公たちの音楽はR&RやDooWopで不良の音楽がRockabillyなのがなんと言ってもツボにはまります。出てくる車、単車、衣装に小道具、学生時代単純にあこがれた物です。

「ラ・バンバ」

リッチーバレンスの実話。彼のデビュー前からと彼が悲運の飛行機事故で他界する短い人生のサクセスストーリー。劇中主題歌は何故かリッチー本人じゃ無くロスロボスバージョンが使われています(泣

劇中に出てくる当時のスター達も一流ミュージシャンが出演していてエディーコクラン役はブライアンセッツァーが演じている、そのシーンを観るだけでもこの映画は価値あり。

「理由なき反抗」

アメリカンシネマの青春映画の代表作。「ジャイアンツ」「エデンの東」に続く主演映画の3本目にして最後の作品になる。若者の大人になりきれない苛立ちや葛藤を描いた作品でありジェームスディーンがアメリカのティーエイジャーの象徴になった作品でもある。ちなみにこの作品でジミーが着てるジャケットはマクレガー社の俗に言う「ドリズラー」ではなく「ナイロンアンチフリーズ」の方でジーンズはリーバイスではなくリーの「ライダース101」。

「ウエストサイド物語」

第34回アカデミー作品賞

シェークスピアの「ロミオとジュリエット」を元に製作されたブロードウェイミュージカルの映画版。イタリア系アメリカ人とプエルトルコ系アメリカ人の不良グループの抗争にロミオとジュリエットの許されない恋をミックスさせた物語。シャーク団とジェット団の決闘の前に流れるBGMやオープニングのダンスシーン、マリアとトニーのバルコニーのシーンなど一度は目にした事のある場面盛りだくさん。

「ラブレス」

映画「乱暴者」をモチーフに作られたバイカームービー。主演のウィレムデフォーが若くて、ニヒルで格好いい。バイカーファッションのお手本。登場するハーレーもビンテージばっかりでどこをとっても格好いい。音楽担当はロバートゴードンで出演もしていてデフォーとは違った「乱暴者」スタイルのバイカーファッションも格好いい。音楽も全編ロカビリーでバイカー&ロカビリアンには是非観てほしい映画。

「アメリカン・グラフィティ」

言わずと知れたジョージルーカス監督のオールディーズ映画。この映画がきっかけでオールディーズブームに湧いた。映画に出てくる車、アメリカンダイナー、ファッション、音楽に無条件に憧れた。今でもファッション、音楽、インテリアの分野に「アメグラ」系や「アメグラ」風と言う分野が在る位50s文化を広く紹介してくれたバイブル的映画。サウンドトラックもフィフティーズ初心者なんかにはおススメです。

「バディ・ホリー物語」

22歳の若さで飛行機事故により亡くなったバディーホリーの半生を描いた映画。この映画日本では未公開なんですが第51回のアカデミー編曲賞を受賞してたり、主演のゲイリービューシイもアカデミー主演賞にノミネートされてました。上のアメグラなんかにでも登場する曲のオンパレードです。物語自体はまだ黒人への差別が激しく白人が黒人の音楽を演奏して広く受け入れられたいった様子がわかると思う、プレスリーではなくバディーは若者だけでなくその親たちにも受けたのは彼のルックスのおかげかも・・・。

「さらば青春の光」

細身のスーツ、M51のシェルパーカーに身を包みべスパやランブレッタで暴走するいわゆるモッズと革ジャン、ブーツにリーゼントでBSAやトライアンフで暴走するいわゆるロッカーズとの抗争ブライトンでの抗争を当時の若者文化や音楽をThe WHOの1973年発表アルバム「四重人格」をベースに映画化。これに出てくるモッズファッションやロッカーズスタイルには痺れましたね~モッズの方のバイクはよく見れば殆どはランブレッタですが日本ではあまり出回って無いのでべスパはモッズか工藤ちゃんの乗るバイクって事になりましたね(笑


「マッドマックス」

マッドマックスである出てくるバイク全部が格好良かった、ほとんどがカワサキのZ1000で、当時の日本人の感覚ではやらないカスタムが渋かった。

トーカッターやババ、ジョニーの暴走族のバイクもいいがやはりこの映画はジムグースのZ1000MFP仕様のバイクが最高、そのバイクの走行シーンを観るだけでも価値ありです。勿論主人公のマックスのフォードファルコンV8改インターセプターも必見。円を描くようにタイヤ痕をつけるパワースライドをマックスターンと日本では言うが勿論この映画からきたもので日本以外では通用しません。

「シド&ナンシー」

セックスピストルズのベーシストのシドビシャスと恋人のナンシースパンゲンのお話。シド役のゲイリーオールドマンの怪演が目を引く作品だが音楽担当がジョーストラマーなのもこの作品が数あるピストルズ、シド関係の映画の中でも抜きん出て良い作品に仕上がってる要因だと思う。

まさにSEX,DRAG,ROCKNROLLな作品に仕上がってると思う。

「狂い咲きサンダーロード」

ジャパニーズカルトムービーの決定版

80年代の初頭まだいい意味で洗練された外国かぶれが無かった時代にR&Rがキャロル、クールスのそれとは違う新しい悪な息吹を感じる時代に作られた映画。物語は近未来の日本のどこかにある幻の街サンダーロードでの物語。映画音楽も最高でMODS,頭脳警察のパンタ泉谷しげるの楽曲が多数使用されている。石井岳龍監督は後に「爆裂都市」も製作、是非この作品と続けて観てほしい。

「クライ・ベイビー」

ジョニー・ディプ主演のB扱青春R&Rミュージカル。

アメリカの若手俳優独特の作品でジェームス・ディーン症候群かプレスリー症候群なのかクール&タフガイな不良映画を80年代は多く作っていたがこの作品は1990年の作品でジョニー・ディプが世に出て人気者になった後初主演作の触れ込みでミニシアターで公開された。監督はあのジョン・ウォーターズである。彼の作品の中では「ヘア・スプレー」「ピンク・フラミンゴ」と並び大衆受けしやすい作品になってると思う。兎に角ジョニー・ディプのロカビリースタイルが格好良すぎる。

「CLASS OF 1999・処刑教室2」

「1982年のCLASS OF 1982 処刑教室」の続編と言うか前作の評判からマーク・レスター監督が再びメガホンを取り製作。1990年公開で時代設定が1999年なんですがアンドロイドの先生がターミネーターみたいだし生徒達はサイバーパンクなんだが公開当初からチープと言うかダサかった(笑

80年代後半のチープなMTVのビデオクリップみたいで当時の雰囲気が出ていてこの作品はそこにこそ存在価値がありそれ以外での作品や物語としての出来は???な感じがまた良い(笑

 

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

そうですバックトゥザフューチャーです。デロリアンもスケートボートも格好良かった、合計3作のシリーズが作られましたがどの作品も面白いと思う特に第1作目は両親の時代にデロリアンでGOです。50s’の雰囲気は勿論当時のセットや車やファッションなんかもすごく良かった。

我が大阪USJではこのアトラクションが廃止になってしまいデロリアンも見る事が出来なくなりましたね、時代の流れかもしれないが悲しい。

「スタンドバイミー」

オレゴンの美しい田舎町を舞台に少年達のひと夏の想い出と少年期の葛藤や自立を描いたスティーブン・キング原作の物語。

誰にでも在る少年時代の想い出をドラマチックに美しく描くと然も自分の少年時代とダブらせてしまうものですね

もっともこの物語みたいなドラマチックな事など起きた事は無いけど自分の中での「死体探し」や「秘密基地」なんかの存在を想い出させてくれます。

ベン・E・キングの曲も最高です。

「リトルロマンス」

詩的です。この作品が醸し出してるある種ブルジョアな感じが公開当時はどこか鼻につきあまり好きではなかったがパリ郊外の美しさやベネチアの美しさ、何より主人公2人の台詞が一言一言詩的な台詞で物語の舞台とマッチしている。

当時14歳か15歳のダイアン・レインの初主演作でデビュー作でもある。この頃から存在感抜群で良い所のお嬢様感が半端では無かった。