「ウィンターローズ」

フロレンス・モントゴメリ原作、「天使の詩」のリメイク版です。号泣です原作の小説も感動で1966年製作映画「天使の詩」もいいんですがこの作品に出てくる役者が皆良いんです、特に子役の二人は凄いお兄ちゃん役の子はE,Tに出てた子役のヘンリー・トーマスでこの子が泣かしてくれます、弟役の子は無邪気で可愛いし、ただただこの映画で泣いて下さい。

「キッド」

チャップリン、ファースト・ナショナル時代の代表作。冒頭で「笑いとたぶん涙の物語」と出てきますがその通りです。浮浪者扮するチャップリンが捨て子を拾う共に生活していくが・・。子役のジャッキー・クーガンの動きがとても愛おしく可愛らしい。チャップリンの映画では警官やお金持ちは悪役でその人達に割と乱暴に扱われたりするが軽く抵抗して小馬鹿にするのが定番でこの作品はその構成がとても解りやすい。

「街の灯」

ユナイテッド・アーティスッ時代の作品。冒頭「コメディ・ロマンス・インパントマイム」のタイトル。おなじみ浮浪者演じるチャップリンが街角で盲目の花売り少女に出会い一目ぼれ、少女の目を治すためにあれこれ奮闘していく・・。物語最後の「You?」は映画史上最も短い名台詞だと思う。この時代の作品は彼の代表作が多くライムライト、黄金狂時代、独裁者、モダンタイムス、殺人狂時代、巴里の女性、サーカス等全てが名作。


「クレイマー、クレイマー」

第52回アカデミー作品賞

何の変哲もない日常が何か小さな歯車が狂うだけで大きく狂ってしまう。

言ってしまえば夫婦が子供の親権を取り合う映画なんですが、不器用だけどまじめな父親のダスティンホフマン、在り来たりの毎日に自分の存在を見いだせず可能性を求めるメリルストリーブ共にどこにでもいそうなごくごく普通の夫婦なんですが・・・。

大人になって観ると子供の頃観た映画だがまた違って見えてくる。

「チャンプ」

ただただ涙、涙です。

TJの可愛らしさとビリーのだらしなさに前半イライラしてきます(笑

TJの為に父親らしくTJのすきな父親でいるためにビリーは頑張ります、もうひたすら頑張ります、そして見事TJの大好きな父親の姿を取り戻すのですが・・・。

ビリー役のジョンヴォイトはあのアンジェリージョリーのお父さんです。

「マイ・フレンド・フォーエバー」

偶然引っ越してきた隣の少年と友達になりその少年がHIV感染者であることが分かり彼の為にHIVの特効薬を捜しに旅に出る・・。

旅先でのトラブルででデクスターが「僕の血は猛毒だ」と自分の手を切り窮地を乗り切るシーンや物語の最後エリックが特効薬があると思っていた町ニューオーリンズにつながる河へ靴を流すシーンなど感動場面多数。

「マイ・フレンド・メモリー」

体はでかいが学習障害や、家庭環境のせいでいじめに逢っている少年と、モルキオ症候群と言う難病の為余命いくばくもないが成績優秀で活発な少年2人が出会う。逃げる事の出来ない現実と向かい合いながらも必死で生きていく少年とその少年に救われ自分を取り戻しかけがえのない友情と絆が芽生えていく・・。癌で余命宣告をされた人達のニュースやドキュメンタリーを観るとその強さに驚かされる、その日その時の大切さを感じてほしい。

「ショーシャンクの空に」

無実の罪で刑務所に服役中の囚人アンディーが腐敗しきった刑務所暮らしの中で次第に銀行家としての自分らしさを出していき囚人達や看守からも信頼されてゆく、囚人たちよりも一枚も二枚も上手の悪な刑務所長はアンディーに不正経理を強要し彼は見事に期待にこたえて見せる。無実の罪を証明できる手がかりを持った新たな囚人が入所してくるが所長の陰謀でその囚人は殺されてしまう自暴自棄になったかに見えていたアンディーだが彼は・・。

胸をすくようなラストのシーンは143分の長い映画を見終えた充実感でいっぱいになる。

「戦場のピアニスト」

ユダヤ系ポーランド人のピアニストウワディスワフ・シュピルマンの体験記を元に脚色し映画化。

第二次世界大戦中、ナチスドイツのポーランド侵攻時にドイツ軍親衛隊と秩序警察による過激な弾圧によりゲットー地区に押し込められ飢餓,迫害、死の恐怖に脅かされ、それでも懸命にドイツに抵抗、ワルシャワゲットー蜂起を起こすもあえなく鎮圧され廃墟の町に取り残される。ボロボロのなった街に胸に突き刺さるような優しいがあまりにも悲しい音色が心に響きます。フランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画である事が唯一の救いかも。

「ライフ・イズ・ビューティフル」

第二次大戦下のユダヤ人ホロコーストをユダヤ系イタリア人の親子を通して描いた映画。陽気な教師の父親とそんな彼を優しく包容力たっぷりに愛する母親に無邪気で素直な子供の親子三人の元にもナチスドイツの手が伸び三人は収容所送りになり2人は母親と引き離されるが息子には「これはゲームだいい子にしてれば点数がもらえ1000点もらえれば勝ちで本物の戦車に乗っておうちに帰れる」って嘘をつき過酷な収容所生活も息子の前ではつらいそぶりを見せず楽しいゲームのふりを続け息子に希望を失う事無く生き延びさせた。ナチス撤退後ゲームの通り連合軍の戦車が現れる。

「いまを生きる」

ロビンウィリアムス版金八先生って感じの映画。

英セントアンドリュース高校がロケで使われていて劇中は全寮制のウェルトンアカデミーとなっているがその伝統、厳格さ、美しさが印象的。

冒頭、金八先生と書いたが多感で貴重な青春期にこんな先生に出会えた生徒は人生の価値観、今この瞬間の時間の大切さを感じる事が出来るだろう事のすばらしさがダブります。学生時代このような先生に出会えなかった人もこの映画を通して素晴らしい教えを共感しましょう。学生に是非観てもらいたい作品。

「私の中のあなた」

この映画は原作がかなりいいです。

映画とは結末が違うのでどちらがいいかは好みが別れる所かもしれないが映画版もいい感じです。

生と死について考えさせられる物語勿論この話自体は実話では無いのですがこの様な事はアメリカでは少数ですがあるみたいですね、ひょっとしたらそう云う流れへの警鐘なのかも知れないですね。ちなみに、この撮影中にキャメロン・ディアス自身が実父を亡くしてしまいながらの撮影だったみたいでこの映画でのキャメロンの演技に少なからず影響があったと思う。

「遠い空の向こうに」

「夢は見るものではなく追いかけるもの。」単純明快なテーマなのだが当時の時代背景、親子関係、主人公を取り巻く廻りの人達、強い想いがあればやがて自分自身も廻りの人達も変わっていくんだと…。こう言ってしまうとありふれた普通のお話なんですがこれが実話に沿ったお話しで原作は主人公の一人ホーナー・ヒッカムJrのもので「Rocket Boys」

原題の「October Sky」は原作のアナグラムになってたりする。